先進植物工場研究施設が完成しました

2011年5月26日

四季を再現できる温湿度管理が可能な実験研究施設。写真は「春」の部屋

本学、府中キャンパス内に先進植物工場研究施設が完成し、5月23日(月曜日)、松永是学長が視察しました。
本施設は、平成21年度経済産業省補助事業「先進的植物工場施設整備費補助金」に採択され、消費需要がありながら供給不足がちのブルーベリーについて、収益性の期待できる植物工場モデルを実現するため、
? ライフサイクルの倍速化等による収量増大
? 周年化により価格が高騰するオフシーズン時の供給
? 高品質果実(大果?高糖度?高抗酸化作用)の安定供給とコスト削減
? 生産性を維持しつつ樹体の繰り返し利用をおこなう樹体健康管理
? 省力自動生産等による果実生産のマニュアル化
などの研究開発を行い、太陽光?人工光併用型の先進的な「果樹工場のモデル」実験研究施設として、敷地面積約950㎡、地上1階、地下1階の2階建てが整備されたものです。
研究開発成果は、ブルーベリーと同様にポット栽培できる低樹高の果樹全般への展開が可能であり、国内で栽培可能な低樹高果樹について、工場栽培による周年栽培の可能性が開けます。
本施設の完成式典は、平成23年6月17日(金曜日)に挙行します。

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